響く言葉というのは、素晴らしい文章とは限らない。
説得ある沢山の言葉とも限らない。
涙ながらの訴えということだけでもない。
たった一言出た言葉に心動かされたのはなんだったろう。
声の波長や、その時の発した者の心の場所を知ったとき、
それは、目を合わせなくとも、返事がなくとも、一瞬のうちに
奥そこに入り込む言葉、余韻を残す体の芯まで届く知らず知らず
力になっている言葉。
そういう、何気ないところに深く響く言葉がある。
力をもらい、力を与えている。
人とのかかわりは、そんな素晴らしさがあります。
先日お庭の仕事で入ったお客様へ、ご連絡のお電話を。
名前を伝えるなり、あー!と明るいお声が。
あまり表情を出さないお方と思っていたのもあってなのか、
その響きだけで、とても嬉しく、そして仕事を進めることに
勇気と力を頂いたようにさえ感じ、感謝の気持ちになりました。
追加のお仕事もご依頼いただき、更に更に感謝気持ちです。